小学館 YouthBooks | 10年後世界を変える君たちへ

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カバーイラスト 藍にいな

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未来を創る世代がよりたくましく、
より幸せに生きるための新シリーズ

小学館 YouthBooks(ユースブックス)。これから社会に出ていく世代がよりたくましく、 より幸せに生きるための新シリーズ。10代の「どうしたらいいの?」 という迷いや疑問に、樺沢紫苑、鴻上尚史、和田秀樹、鎌田實、池上彰、坪田信貴、野口嘉則、前野隆司、出口治明、中野信子ほか、ベストセラー作家がやさしく応えます

人に合わせて生きれば孤独から逃れられない

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「さびしさ」の正体

和田秀樹

●定価 968円(税込) ●発売日 2023/9/28  
●新書判/176ページ ●ISBN 978-4-09-227292-7

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「さびしさ」の正体

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孤独でも幸せに生きている人の共通項

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自分を偽らなくてはならないような団体には属さない

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自分の好きなことができている

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本音を言える場所を持っている

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必要なら他人に助けを求めることができる

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孤独なのは自分だけではないと知っている

同調圧力が強い日本で、本音を言える場所がないという人が増えている。自分を偽り周囲に合わせて生きる人生では、どんなに人に囲まれていても「さびしさ」は消えない。
自分を信じ、合わないものは合わないと覚悟を決め、孤独でも楽しい人生を送るための珠玉のヒント集。

和田秀樹(わだ・ひでき)

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和田秀樹(わだ・ひでき)

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。 東京大学医学部附属精神神経科助手、米国カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。 高齢者専門の精神科医として30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている。 ベストセラー『感情的にならない本』(新講社)、『80歳の壁』(幻冬舎)など著書多数。

あなたは誰のメガネで世界を見ているのか

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「バイアス社会」を生き延びる

中野信子

●定価 968円(税込) ●発売日 2023/4/25  
●新書判/192ページ ●ISBN 978-4-09-227290-3

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「バイアス社会」を
生き延びる

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「バイアス」は、思考の偏りや思い込み

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人間の脳は「正しさ」より、わかりやすいもの・
都合のいいものを選んでしまう

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結果、社会は多くの思い込みや偏見に溢れている

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情報はどんなものでも何らかのバイアスが
かかっていると考える

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誰かのメガネをかけさせられたまま(誰かの思考バイアスがかかったまま)
生きることを回避し、
自分で考え穏やかに生き延びるには、戦略が必要

ネットニュースでは「日本は世界に愛され尊敬され続ける最高の国」という気分のいい記事から、「少子高齢化が進み、競争力低下が止まらない日本はもう終わり」という、読めば不安が押し寄せるものまでさまざまだ。
円安が進めば「円安が日本を滅ぼす」という絶望的な記事が並ぶ一方で、「円安はチャンスになる」という記事もまれに登場する。
一体どれが本当なのか。あるいは、どれも本当ではないのか。情報を処理するとき、人間の脳は論理的に正しいものより、わかりやすいものや都合のいいものを選んでしまう傾向がある。その結果、特定の人物や物事に対する偏見や間違った思い込み、ときには差別的な感情を強くしてしまうことがある。
そんな思考の偏りや思い込み=「バイアス」は世界に溢れていて、自分の脳で思考する限り、誰もが「自分バイアス」から逃れることができない。つまり、誰の意見であっても、どこからの情報であっても、何らかのバイアスがかかっていることを知った上で、物事と向き合うことが重要なのだ。
誰かのメガネをかけさせられたまま、つまり、誰かの思考バイアスに覆われたまま不自由な人生を送ることを避けて穏やかに生き延びる戦略を、脳科学の知見から語る。

中野信子(なかの・のぶこ)

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中野信子(なかの・のぶこ)

脳科学者・医学博士・認知科学者1975年東京生まれ。東京大学工学部応用化学科卒業。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。 現在、脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行っている。科学の視点から人間社会で起こりうる現象及び人物を読み解く語り口に定評がある。 近著に『フェイク!』(小学館新書)、『脳の闇』(新潮新書)などがある。

常識を疑い、「無分別」な未来に挑戦せよ!

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なぜ学ぶのか

出口治明

●定価 990円(税込) ●発売日 2023/3/28  
●新書判/208ページ ●ISBN 978-4-09-227291-0

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なぜ学ぶのか

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「学ぶ」とは自分の頭で考える力を養うこと

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思考に必要な組み合わせは、データ×ファクト×ロジック

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学ぶからこそ、常識を知り、考え、それを改革することができる

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学ぶからこそ、「社会」や「人」が理解できるようになり、「自分」も見えてくる

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そこから人生の選択肢が広がる

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選択肢が多ければ多いほど、人生は自由で楽しくなる

これまでのルール通りに、みんなのやるように・・・このような発想で行動する人がいまだに評価されがちな日本。しかし、世界の変革は「無分別」な人たちが起こしてきた。
「分別のある人間は、自分を世界に合わせようとする。分別のない人間は、世界を自分に合わせようとする。したがって、すべての進歩は分別のない人間によってもたらされたのだ」(バーナード・ショー)
ただ、「無分別」なだけでは世界によりよい変化をもたらすことはできない。先人が積み重ねてきた叡智を学ぶことによって、それを自分の頭で考え、取り込み、古い常識を疑い、「その先」を見る力に繋げることができる。学ぶことの第一の理由はそこにある。
「たしかに昔からそう言われているけれど、本当にそうだろうか」と考え、新しいことを始める人になるためには、学ぶことが重要なのだ。
また、学ぶことは「人生の選択肢」をひろげることに繋がる。選択肢が多ければ多いほど、人は自由になれる。
58歳でライフネット生命保険株式会社を創業、70歳で立命館アジア太平洋大学(APU)学長に就任した出口治明氏が、「人・本・旅」から学ぶ極意を詳細なエピソードと共に綴る、未来を創る世代への熱いメッセージ!

出口治明(でぐち・はるあき)

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出口治明(でぐち・はるあき)

立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命保険株式会社創業者。1948年、三重県出身。 京都大学法学部卒業後、日本生命保険相互会社に入社、経営企画を担当後、ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、2006年に退職。 同年ネットライフ企画株式会社を設立し、代表取締役に就任。2008年、ライフネット生命保険株式会社に社名変更、2012年上場。 社長・会長を10年務めたのち、2018年より現職。2021年1月に脳卒中を発症、約1年の休職ののち、校務に復帰を果たす。 『人類5000年史ⅠⅡⅢⅣ』(ちくま新書)、『哲学と宗教全史』(ダイヤモンド社)、『0から学ぶ「日本史」講義古代篇、中世篇、戦国・江戸篇』(文春文庫)、『「捨てる」思考法』(毎日新聞出版)、『一気読み世界史(日経BP)など著書多数。

幸せな大人に共通する「4つの因子」とは

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幸せな大人になれますか

前野隆司

●定価 968円(税込) ●発売日 2022/9/28  
●新書判/192ページ ●ISBN 978-4-09-227289-7

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幸せな大人には、
4つの共通点がある

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「なんとかなる」というポジティブな思考癖をもっている

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自分をありのままに受け入れている

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自分の好きなことに挑戦できる

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他人に感謝し、やさしく接する

上記の「因子」は、年齢を問わずトレーニングで
身につけることができる

周囲を見回して、幸せそうな大人はいるだろうか。
見つからないようなら、身近な人だけでなく有名人や何かの記事や本で読んだ誰かでもかまわない。
身近にいるなら、その人のことをよく観察してみよう。
もしかしたら、お金持ちではないかもないかもしれない。
立派な肩書きはないかもしれない。
でも、自分を受け入れ、自分らしい楽しみを知り、きっと人にやさしく生きているはずだ。
「幸福学」の第一人者である著者が、
・ありのままでいること
・感謝すること
・心が安寧であること
・自分がやりたいことに挑戦できること
という「幸せ」を構成する4つの因子をわかりやすく提示、どう毎日を過ごせばこの4因子を自分の中に築けるかを、今日から誰でもできるワークと共にやさしく説明する。

前野隆司(まえの・たかし)

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前野隆司(まえの・たかし)

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。同学ウェルビーイングリサーチセンター長。 1962年山口生まれ、広島育ち。84年東工大卒、86年同修士課程修了。 キヤノン株式会社、カリフォルニア大学バークレー校訪問研究員、ハーバード大学訪問教授などを経て現職。 著書に『幸せのメカニズム』『幸せな職場の経営学』『ウェルビーイング』など多数。

人間関係で最も重要なのは「自分との関係」

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自分を好きになれない君へ

野口嘉則

●定価 968円(税込) ●発売日 2022/6/30  
●新書判/192ページ ●ISBN 978-4-09-227288-0

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自己受容をしていくために
必要な3つのアプローチ

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いま感じていることをそのまま受け入れる

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自分の中の「してはいけない」に
「してもいいよ」のメッセージを出す

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他者との間に「ノー」と言える境界線をひく

自分を好きになれないことで生じる問題に、
・自信が持てない
・傷つきやすい
・劣等感を持ち続ける
・周囲とうまく関係を築けない
などがあります。
そもそも「自己受容」と「他者受容」は正比例するので、自分に優しくできないというのが、心理学上での認識なのです。
10代で自己受容ができず苦しんだ著者が、自らの経験をもとに、「あなたはあなた以外の者になろうとする必要はない」「あるがままのあなた自身を抱きしめることからすべてが始まる」ことを、
温かな言葉で説明していきます。
また、自己受容をしていくために必要な3つのアプローチ、
1 マインドフルネス
2 自分の中の禁止令を解く
3 心の中に安全基地を築く
をどう進めるのか、今日から実践できる具体的なエクササイズを豊富に紹介していきます。
あなたが今ここにいること自体が大きな奇跡であり、それだけでまちがいなく誰かを幸せに
しています。
この本を読んだあとには、そのことがきっと腑に落ちることでしょう。

野口嘉則(のぐち・よしのり)

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野口嘉則(のぐち・よしのり)

心理カウンセラー、作家、オンライン自己実現塾塾長。15歳から対人恐怖症に悩むが、19歳のときに心理学に出会い、これを実践することによって克服する。その後、リクルートへの入社を経て、メンタルマネジメントの講師として独立。1999年に心理カウンセラーとして開業し、2016年からオンライン自己実現塾を開講している。ショート動画(Instagram、TikTok)と音声(Voicy)を中心に、自己肯定感が高まり、人間理解が深まり、人間関係を楽しめるようになるための、心理学ベースの情報を発信中。著書に、ミリオンセラーになった『鏡の法則』(総合法令出版)の他、『「これでいい」と心から思える生き方』『心眼力』『3つの真実』(すべて、サンマーク出版)などがある。

人生の出来に才能は関係ない

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やりたいことが
見つからない君へ

坪田信貴

●定価 990円(税込) ●発売日 2021/10/1  
●新書判/224ページ ●ISBN 978-4-09-227286-6

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やりたいことが
見つからない君へ

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結果を出す人は「やり続けた人」

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失敗を重ねてこそわかる「当たりパターン」

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まずは目の前の一人を感動させてみる

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100年かけても達成したい夢はあるか

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師匠を見つけて
生活習慣や行動すべてを「完コピ」しよう

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「自分がしたいこと」より
「人が求めるもの」を見つけよう

120万部を超えるベストセラーになった、通称「ビリギャル」著者・坪田信貴氏が、今こそ10代に伝えたい、熱いメッセージ!
やりたいことがなく、やる気も出ないという人が今すぐトライすべき小さな一歩とは何か。それがのちのち人生にどれだけ大きなインパクトを与えることになるのかを、多彩なエピソードで語る。
方法をまちがえなければ、誰でも成長はできる。
自分自身が想像もしていなかった未来を手に入れることもできる。
それなのに、トライもせずに、うまくいった人を横目で見ながら
「もともと才能があったんでしょ」
「そもそも地頭がよかったんでしょ」
などといじけるのは、自分がトライしないであきらめる言い訳を探しているだけ。
さあ、失敗上等!
「できない理由」「やらない理由」ではなく、
「やれる理由」探しから始めよう!

坪田信貴(つぼた・のぶたか)

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坪田信貴(つぼた・のぶたか)

坪田塾塾長 累計120万部突破の書籍『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(通称ビリギャル)や累計10万部突破の書籍『人間は9タイプ』の著者。これまでに1300人以上の子どもたちを子別指導し、心理学を駆使した学習法により、多くの生徒の偏差値を短期間で急激に上げることで定評がある。大企業の人材育成コンサルタントもつとめ、吉本興業ホールディングス株式会社の社外取締役など、起業家・経営者としての顔も持つ。テレビ・ラジオ等でも活躍中。新著に『「人に迷惑をかけるな」と言ってはいけない』(S Bクリエイティブ新書)がある。

世界は「あなたと違う視点」であふれてる

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なぜ世界を知るべきなのか

池上彰

●定価 990円(税込) ●発売日 2021/07/12  
●新書判/208ページ ●ISBN 978-4-09-227285-9

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なぜ世界を知るべきなのか

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何ごとも自分で見て、
聞いて、考えてみないとわからない

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あなたの国際認識は間違っていないか

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日本が世界からどう見られているか、
私たちは意外と知らない

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世界を動かした10代の若者を知ろう

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学校の勉強は後になって武器になる

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有名な古典や小説は、
海外の人とつながるきっかけになる

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地図や映画も国際情勢理解の役に立つ

海外に出たい、外国を見てみたいという若い人が減っているようです。コロナ禍の前から留学者数は減っていましたが、コロナ禍で留学どころか旅行もできなくなり、世界を見たいという人はさらに減ってしまったかもしれません。
でも、内向き志向になってほしくありません。 外の世界に関心を持ち、知ってほしい。コロナ禍が収束したら、海外に出てほしいのです。
それはなぜか。例えば、あなたが常識だと思っていることが、常識ではないのだとわかります。例えば、世界には美術や音楽、体育の授業がない国があるのですが、知っていましたか?
また、海外に出ると、自分の国のことを意外に知らないことに気づきます。そのことに気づくと、自ずと歴史をはじめとした勉強をしたくなるでしょう。
さらに世界には、10代で社会を動かした人がいます。別に特別な人ではありません。どこにでもいるような人が、あるきっかけで勇気をもって行動を始めたら、世の中が動いたのです。
世界に出て、さまざまな考え方を知ると、生き方が変わってきます。今の人生を力いっぱい楽しもうという意欲も湧いてきます。
この本をガイドにして、世界に目を向けてみませんか?

池上彰(いけがみ・あきら)

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池上彰(いけがみ・あきら)

1950年長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。報道記者として、さまざまな災害、消費者問題、教育問題などを担当する。 94年4 月より11年間にわたり、『週刊こどもニュース』のお父さん役を務め、わかりやすい解説で人気を集める。 2005年NHKを退職し、フリージャーナリストに。現在、名城大学教授、東京工業大学特命教授。愛知学院大学、立教大学、信州大学、関西学院大学、日本大学、順天堂大学、東京大学などでも講義する。 おもな著書に『池上彰の世界の見方』シリーズ、『池上彰のまんがでわかる現代史』シリーズ(以上、小学館)、『知らないと恥をかく世界の大問題』シリーズ(角川新書)、『伝える力』(PHPビジネス新書)、『なんのために学ぶのか』(SB新書)、『なぜ、読解力が必要なのか?』(講談社+α新書)、『私たちはどう働くべきか』(徳間新書)など。監修した本に『なぜ僕らは働くのか』(学研プラス)などがある。

もともと、人は誰でも「コミュニケーション下手」

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エッセンシャル 極アウトプット
「伝える力」で人生が決まる

樺沢紫苑

●定価 990円(税込) ●発売日 2021/4/1  
●新書判/240ページ ●ISBN 978-4-09-227283-5

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極アウトプット

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インプット3:アウトプット7が、理想の比率

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「書くこと」は「記憶すること」。
書けば書くほど記憶が定着する

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幸せになりたければ、ネガティブの3倍、
ポジティブを口にする

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「人前で話す」が得意になる「3つのキーワード」

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読書感想文が見違える
「ビフォー+アフター+TO DO」のテンプレート

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失敗体験から感情を切り離す「賢者のワーク」

テレビを観る、本を読む、学校の授業をうけるなどはすべて「インプット」。あなたの脳に知識が増えたかもしれませんが、外の世界に何も変化はない。そのインプット情報を「書く」「話す」「行動する」ことによって現実世界に変化を起こすのが「アウトプット」です。つまり、入ってきた情報を脳の中で整理し、外の世界に「出力」するのが「アウトプット」です。
教科書を読むだけのようなインプット型より、大切なところを書き出し自分専用のノートを作るなどのアウトプット型のほうが、内容は圧倒的に記憶に残ります。
また、コミュニケーション力に自信がないという人が多いですが、人は誰でも生まれた時、コミュニケーション力ゼロからスタートします。そこから、親、きょうだい、友だち…と交流する人数・場数が増えていく毎に経験値が上がっていくのです。つまり、コミュニケーション力の差は、単にこなした数の差。自信がない人は今からでも場数をこなしていけばよいのです。
「話す」「書く」「行動する」アウトプットにはそれぞれ効果を上げるコツがあり、本書ではそれを細かく解説しています。
人前で話すこと、自己紹介などが苦手と思っている人も、シンプルなコツを学べば、自分がどんな人間か周囲に理解してもらいやすくなり、評価も上がるはずです。
アウトプット次第で人生は大きく変化します。
自分を表現するために、自分を知ってもらうために、大好きな人とわかり合うために。
人生が変わるアウトプット術を本書ですべて紹介します!

樺沢紫苑(かばさわ・しおん)

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樺沢紫苑(かばさわ・しおん)

精神科医、作家 1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。2004 年から米・シカゴのイリノイ大学に3年間留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。「情報発信を通してメンタル疾患、自殺を予防する」をビジョンとし、累計50万人以上に精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝える、「日本一アウトプットする精神科医」として活動している。シリーズ累計70万部の大ベストセラーになった『学びを結果に変えるアウトプット大全』『学び効率が最大化するインプット大全』(サンクチュアリ出版)の他、30冊以上の著書がある。

何が幸せか決めるのは親ではなくあなた自身

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親の期待に応えなくていい

鴻上尚史

●定価 968円(税込) ●発売日 2021/4/1  
●新書判/192ページ ●ISBN 978-4-09-227284-2

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親の期待に応えなくていい

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親がいちばん的確なアドバイスができる人とは
限らない

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親子は、お互いにゆっくり「他者度0」から
「他者度100」へ成長していく

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子育ての目的は「子を健康的に自立させること」

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いつも自分で考える習慣を持とう

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愛と理解は違う。だから面白い。だから話し合う

親をがっかりさせたくないから、期待に応えようと考える人は多いようです。でも、「親を大切にすること」と「親の期待どおりになること」は同じではないのです。
子供が夢見ている将来の職業を話す時、その業種のことをよく知らないまま全否定して子供を悩ます親がいるように、「一番近くにいる人」が「一番的確なアドバイスができる人」でもありません。
子供の人生をコントロールしようとするのは、親の「同調圧力」です。
親の一番の役割は、子供を健康的に自立させること。子供はそのため、自分は何が好きで、何がしたくて、何が幸せと思うのか、親にはっきり伝えていいのです。
温かな人生相談回答でも話題の著者が、日本独特の「同質性」「世間」のありようを説明、ユーモアを散りばめながら鋭い切り口で、子供たちに「自分らしく生きていい」というメッセージを綴ります。親子で必読、目から鱗の一冊です!

鴻上尚史(こうかみ・しょうじ)

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鴻上尚史(こうかみ・しょうじ)

作家・演出家。1958年、愛媛県出身。「朝日のような夕日をつれて」(1987)で紀伊國屋演劇賞、「スナフキンの手紙」(1995)で岸田國士戯曲賞、「グローブ・ジャングル」(2010)で読売文学賞戯曲・シナリオ賞などを受賞。また、『COOL JAPAN』(NHKBS1)などのテレビ出演、旺盛な執筆活動でも知られる。主な著書に、『「空気」と「世間」』(講談社現代新書)、『「空気」を読んでも従わない』(岩波ジュニア新書)、『鴻上尚史のほがらか人生相談』(朝日新聞出版)、『同調圧力』(講談社現代新書)、『何とかならない時代の幸福論』(朝日新聞出版)などがある。

「友だちが多いほうが幸せ」は本当か

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みんなに好かれなくていい

和田秀樹

●定価 968円(税込) ●発売日 2021/4/1  
●新書判/176ページ ●ISBN 978-4-09-227282-8

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みんなに好かれなくていい

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どうがんばっても合わない人はいる。
「みんな仲よし」はそもそも無理

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「嫌われないこと」に注力するより、
気の合う人を探すほうが効率的

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まずは自分のパフォーマンスを上げる

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ひとりの時間も大切にしよう

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学校・職場・家庭など、いつもいる場所だけが
世界じゃない

競争がない、仲間はずれがない、みんな仲よし、の理想のもとに続けられている現代の教育。でもそれはそもそも無理な話。
10人いれば、そのうち数人はあなたのことが嫌い・もしくはまったく興味がない、と言われていて、どうがんばってもあなたと合わない人がいるのが現実。そこで仲間はずれにされないように「嫌われない」ことに執着すれば、自分を殺して生きることになる。
「嫌われないようにする」から、「好き」「好かれる」ことに意識をシフトしよう。
自分の話をきちんと聞いて意見をくれる友人、自分に嘘をつかずに何でも打ち明けられる親友。そんな人がひとりでもいれば、あなたはあなたらしい人生を幸せに生きていけるのです。
では、どうしたらそんな関係が築けるか、自分サイドでまず何を変えるべきなのか。10代の悩みと多く向き合ってきた著者がやさしく解説します。

和田秀樹(わだ・ひでき)

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和田秀樹(わだ・ひでき)

1960年大阪市生まれ。東京大学医学部卒業後、東京大学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、国際医療福祉大学赤坂心理学科教授、一橋大学経済学部・東京医科歯科大学非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック院長、和田秀樹カウンセリングルーム所長。専門は現代精神分析学、森田療法、老年精神医学。1987年に『受験は要領』がベストセラーになり、大学受験勉強のオーソリティとして知られる。その後、志望校別の受験勉強法指導の通信教育・緑鐵受験指導ゼミナールをたちあげ、多くの受験生を東大や医学部など名門校合格に導いている。主な著書に『感情的にならない本』(PHP文庫)、『自分は自分、人は人』(知的生き方文庫)、『自分に「イエス!」といえる本』(新講社)、『不安に負けない気持ちの整理術』(ディスカバー21)など、700冊以上の著書を誇る。

1%でいい 誰かのために生きてみる

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相手の身になる練習

鎌田實

●定価 968円(税込) ●発売日 2021/4/1  
●新書判/176ページ ●ISBN 978-4-09-227281-1

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相手の身になる練習

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相手の身になると、
自分と違う考え方があることに気づく

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「恩送り」をしている人は幸せで長生き

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人に喜んでもらうことは、自分の幸せにもつながる

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人とのつながりで「幸せホルモン」が分泌される

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1%でも誰かのために生きれば、
生きづらさは減っていく

SNS全盛時代、本来言葉のキャッチボールであるはずのコミュニケーションは、相手が見えないまま、多くの人は自分がどれだけよい球を投げるかのみに終始しているように見える。ボールを受け止める側に思いを馳せにくい社会で、これから私たちは、どう生きていけばよいのだろうか。
学生時代、親との関係で悩むことが多かった著者は、長野県の病院で地域の人たちと交流しながら、彼らの健康のために貢献することで自身の幸せの本質を見つけた。また、海外の困難な状況にある地域支援活動も行う中で、人々のために生きる多くの仲間と出会い、彼らがなぜいつも幸せなのか、理由がわかったという。
相手の身になるということは、自分の視点からだけではわからなかったことを理解できるようになること。世界には多様な人、多様な生き方があることに気づくこと。そして、人間の脳には、相手を幸せにすると自分も幸せになる仕組みがあることも説明します。
今日から誰でもすぐに始められる「相手の身になる練習」14項目を掲載、人生の1%でも誰かの身になって考え、誰かのために生きれば、今あなたが感じている「息苦しさ」は少しずつ消えていくはずです。

鎌田實(かまた・みのる)

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鎌田實(かまた・みのる)

東京医科歯科大学医学部卒業後、諏訪中央病院へ赴任。30 代で院長となり、潰れかけた病院を再生させた。「地域包括ケア」の先駆けを作り、長野県を長寿で医療費の安い地域へと導いた。現在、諏訪中央病院名誉院長、地域包括ケア研究所所長。一方、チェルノブイリ原発事故後の1991年より、ベラルーシの放射能汚染地帯へ100回を超える医師団を派遣し、約14 億円の医薬品を支援(JCF)。2004 年からはイラクの4つの小児病院へ4億円を超える医療支援を実施、難民キャンプでの診察を続けている(JIM-NET)。東日本大震災以降、全国の被災地支援にも力を注いでいる。現在は、1億円の寄付金を集め、介護施設に医師や看護師、予防資料などを送り、コロナによる介護崩壊を防ぐ活動をしている(「風に立つライオン基金」)。ベストセラー『がんばらない』他、著書多数。

読者レビュー

美羽/18歳
さびしさとはずっと、ずっと一緒だ。
もっと頭が良くなったら、正直に人と話せたら、前向きで明るい人になれたら、さびしくならないんじゃないか。みんなが私のことを理解して、大切にしてくれるんじゃないか。そんなふうに考えてしまう。
人と一緒にいると、自分がどう思われているか、考えてしまう。自分を守りたい気持ちで背中までいっぱいになって、目の前にいる人の気持ちなんて想像できない。それがなかったら、もしかしたら、もっと通じ合えるのかもしれない。 でも、一生懸命にさびしさを消そうとすると、心の身動きがとれなくなって、自分じゃいられなくなる。

この本は、さびしくならないようにするんじゃなくて、さびしくても楽しく生きていけるようにするヒントをくれたと思う。著者は私たちと歳が離れているし、私たちのさびしさを完璧にわかっているとは思わない。 私たちがさびしさとどう向き合っているかも、きっと詳しくは知らない。でも、大の大人が、こういうふうに、「ぼくがさびしさとどう向き合ってきたか」を伝えてくれたのが、嬉しいと思った。 私たちにも取り入れられるなと感じることもあるし、価値観が違うなと思うところもある。大人からは、私たちがこう見えているんだ、という勉強にもなる。
私たちをさびしくさせるこの社会で、私たちがどう生きるか、考えたいと思う。

たま/17歳
いまの社会において、「さびしさ」を感じない日はないし、誰だって心の奥底に「さびしさ」を感じている。逃げることのできない、大きな問題であるといえるだろう。
いま17歳のわたし自身も、家庭や学校でのさびしさや疎外感から、心身に不調を感じることもあった。 ぐるぐると悪い気持ちを巡らせていたが、この本を読んだことで、何かが少し変わったような気がした。

この本には、特別なことは何も書かれてはいない。 例えば、「嫌な人の言葉はスルーする」「一人の味方を大切にする」「誰かに打ち明ける」というように、当たり前のように感じることも多い。 でも、わたしも含め、それを頭では理解していても、うまく落とし込めず、実行に移すことができていない人が多いと思う。 だからこそ改めて、心のプロフェッショナルである精神科医による基礎からの「なぜ〇〇しなければならないのか」という解説が必要なんじゃないかとわたしは思う。
自分のさびしさの起因を理解して、自分が生きやすくなる解法を見つけるためにも、「心の参考書」としてこの本を読んで、自分の心を紐解いてもらえたらと思う。

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読者レビュー

ひなこなさん/大学2年
私は現在、芸大に通っているが、そのことを話すとほとんどの人から「芸大生ってとても変わっていて、普通じゃないですよね」と言われてしまう。 初対面の人から発される「普通じゃない」という言葉に対していつも強い違和感を覚えていたのだが、第2章の「普通じゃないと言われたら」を読んで、違和感の正体とその向き合い方が見えてきた。 そして、「誰もがバイアスを持っている」の「誰もが」の中には、自分自身も含まれているということを自覚させられ、これからは自分が偏ったものの見方をしてしまっていないかを立ち止まって考える必要があることを痛感した。
『バイアス社会を生き延びる』の中では、著者の中野さんがご自身の意見を述べる文章の語尾のほとんどが「かもしれません」となっている。 決して断定したり、読み手の考えを否定したり、自身の考えを押し付けたりしない文章になっている。 これから社会に出ていく私たちの世代に寄り添いながら、誰もがバイアスを持つ戦場のような世の中を、よりよく生きていく為にはどうすればいいのかアドバイスをくれるような本だと思う。

Gakuさん/大学1年・社会起業家
この本を読んで、自分自身のことを思い返してみると、自分に都合がよくてわかりやすい情報ばかりを取りに行ったり、自分の理解できないことや、誰かから伝えられたことも事実確認せずに信じ込み、それを自分の意見として扱ったりした事は、数えきれないほどあったと思います。
例えば、前アメリカ大統領選挙の際、バイデン現大統領とトランプ前大統領について、メディアや周りの大人、アメリカに住んでいる友達の意見のみでどちらがいい人でどちらが悪い人のような判断をしていました。 自分自身両方の演説を聞いたわけでもなく、もちろん実際に会ったことがあるわけでもないのに、その人を判断してしまっていたのです。 しかも、罪悪感を感じるようなこともなく、当たり前のようにそうしていました。
このような「バイアス」は日常的に接しているものであり、取り除くのは困難だと私は思います。 この本は、そんな「バイアス」と共存して行く方法やうまく利用する方法の数々を紹介してくれます。 今後、さらにメディアのあり方も変わり、情報を正確に処理するのが困難になる私たちにとって、大切な知識を得られる本だと思いました。
まだまだ全てを理解できていないので、しばらくの間、通勤時間や空いた時間で読み返せるように必ずかばんに入れて出かけようと思います。

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読者レビュー

穂香さん/大学1年
「おかしいことをおかしいと言える人でありなさい」高校時代にお世話になった先生がおっしゃったこの言葉を私はとても大事にしてきました。 ですが、実際には『こういうものだから』『当たり前のこと』『伝統だから』そういう「常識」にとらわれて、「常識」を疑うのではなく、自分自身を疑うようになっていました。
この本では、常識を疑い、空気を読まず、自分の頭で考えることの大切さ、そしてそのために私たちは「学ぶ」のだということを教えてくれました。
教科書や本を読んだり、旅に出て人と出会ったり、そうやって得たものを使って、自分自身で考えて振り返り、そして日々の生活の中で疑って、未来を作り出す、 それこそが「学び」であり、そうやって私たちは、自由を手にし、広い世界を見ることができるのだと書かれていました。
やりたいことがすでにある方も、今から自分の好きなことや夢を見つけていきたい方も、この本を読めば自分自身の次へのアクションの起こし方がわかるはずです。 そうすることで選択肢が増え、可能性がグッと広がると思います。
「学ぶ」ことに年齢制限はありません。 これから先の人生を豊かなものにしていくために、いくつになっても「学ぶ」ことをやめない人でありたいと心に決めました。

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Haruさん/18歳
私は、「幸せな大人になる」なんて諦めていました。
今を生きることさえ苦しい自分なんかが、幸せに生きることなんてできないと思っていたからです。読む前はまさに題名と同じような疑いの気持ちでした。
しかし、幸福学に基づく科学的な視点から「幸せ」について語られている本書は、授業を聞いて学んでいるような感覚で読み進められました。
第2章にある、幸福度を測るチェックシートをやってみると、紹介されている幸せを構成する4つの因子のうち、私は特に、楽観的思考を表す「なんとかなる因子」が足りていませんでした。 確かに、いつも「自分が嫌い」という理由で泣いてしまうなど、思い当たる節がいくつもあります。私はそんな自分を問題視しつつ、何も変わることはありませんでした。
そんな私が、この本を読んで少し変化したことがあります。急にポジティブになったわけではありません。ただ、自分から不幸に生きるのは、周りの人にとっても良いことではないからやめようと思いました。 口癖になってしまった「すみません」「ごめんなさい」を「ありがとう」に変えることから始めてみようと意識するようになりました。
自分を見つめ直し、好きなことに対する力を身につけることができるような今を過ごして、大人になる準備を少しでもしたいと、将来に対する気持ちにも少し変化が現れたような気がしています。 きっとみなさんにとっても、未来を少しポジティブに捉えられるきっかけになる本になるはずです。

真葉さん/大学2年
「なんで私はあの子より・・・」「自分なんか・・・」きっと誰もが一度は心の中に浮かべたことがある悲しいことば。 特にSNS時代を生きる若者たちは、自分を他人と比べることで、気持ちが沈むといった経験が多いはずです。
私自身、まわりの人と自分を比べて劣等感を感じたり、自信を失くしたりすることがあります。これでは、幸せとは程遠く、常にネガティブな方向へと進む居心地の悪い迷路に迷い込んでしまいます。 そんな迷路から抜け出す道具となってくれるのがこの本です。 SNSによる劣等感や孤独感だけではなく、結婚をはじめとする人とのつながりについてや、友達との付き合い方や親との関係性など、さまざまな視点から幸せになるためのアドバイスを贈ってくれます。 何かに悩んだり迷ったりしている人は具体的な解決方法のヒントを得られるかもしれません。
本書の中で、『「あのことだったら○○さんだね」と言われるようなこと。ぜひ、そうしたものを探してみてください。』-このフレーズがすごく印象に残っています。 この文章に触れたとき、私は、これからの大学生活での目標が見つかったような気がしました。 「私といったら○○。○○といったら私。」今から2年後、私はこの「○○」を断言できるようになりたいです。
他にもわかりやすく頭に残りやすいことばで、私たちの考え方に新たな選択肢を増やしてくれるのがこの本です。私はこの本を閉じたとき、少しだけですが、それでも前よりはずっと幸せになれた気がしました。

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Cocoaさん/18歳
ちょうど一年前の高校3年生のとき、学校の生活がストレスになり、学校に行かないといけないのになぜかベッドから動けず泣き続ける日があった。
「なんで自分はみんなと同じようにできないんだろう」
「なんで私だけこんなに弱いんだろう」
そんな考えが頭から離れなかった。
この本は、数ページ読んですぐに、そんな一年前の自分が出会いたかった本だと感じた。
「自分らしさということを焦って探し求めなくてもいい」後半のこの言葉にもはっとした。
高校最後の一年に進路に悩み、周りのほとんどが大学に進学する中、ギャップイヤーという選択をした私は、周りと同じ「大学生」という肩書がない分、どこか自分という人間を表すもの、自分らしさを求め続けていた気がする。本作のこの言葉は、私の自己受容をより進めてくれた。
これからはこの本で得た知識とともに自分を受け入れる練習を続けていこうと思う。

Yunaさん/大学2年
「自分なんて無理」、「自分じゃなくてもよいじゃん」
このような感情を私も持ったことがあります。
それが他人と比べているからということに気づかされた本でした。
「あの子の方がいい」じゃなく「これはできないけどあれはできる」のような言い換えができるようになれば、自分で自分を認められるようになるのかもしれないと感じました。
また、自分を好きになれない人がいるのかとよく考えるのですが、その答えが出た気がします。
それは、周囲の人たちが自分を大切にしていることに気づいてないからなのかなと思いました。
最も長い付き合いをしているのは自分だけど、だからこそ自分の気持ちに気づかない人が多く、声に出すのは人のこと。
その間にいつのまにか、自分が好きになれないと勘違いするのではないかと思いました。
「自分のことが好きになれない」のは悪くない。焦って「好き」になる必要もない。
自分のペースで自分を認められるような本でした。

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えりさん/高校2年
私は以前、「努力も才能」そう思っていた。
だがしかし、それは違うということに、この本を読んで気がつくことができた。
努力とは、性別年齢学歴家柄関係なく、今生きてる人間誰しもに平等に与えられている、自らを自分のなりたい自分へ導く"1番の近道"だとこの本は教えてくれた。
また、「自分のなりたい自分」なんてかっこいい姿を目指すのではなくとも、「今よりちょっとだけでも良い自分を目指す」でも良いのだと背中を押してくれた気がする。
私も、今の自分がやれることを少しでも進めて、できることを増やし、できることが増えた自分にできることをまたやって、と自分の可能性を増やし続けていきたいと思った。初めから大成功を目指しているからゴールが遠く感じていたけれど、「もう一問解けるようになろう」と思って勉強し続けていれば、いつか全問解けるようになる!とこの本は教えてくれた。
モチベーションが落ちかかっている時、手を動かしてくれる本だと思う。また、やるか否かを迷っているならやる方が早いし良いことの方が多い!読んだ後すぐに、自分のために自分から行動したいと思わせさせてくれる本だった。

りんさん/高校2年
高校生になり、早くも得意なことを伸ばして新たなる進路へ進んだ友達を見て、「あの子は才能があるからいいな」「私は才能がないから無理」などと思ってしまうことが増えた。自分に何もないと落胆するだけでなく、もう高校生なのにと焦燥感にも駆られた。
しかし、この本を読んで、結果を残している人は才能があるというわけではないと知った。世界で成功している人は皆才能がある人だと思い込んでいた私は、才能という言葉を言い訳に自分のやりたいことを諦めて努力しなかったのではないかと思った。勉強もその内の一つで、諦めるとまではいかないものの、やはりどこか少し言い訳していたのだと気づいた。
また、今まで「もう高校生なのに」と感じていたが、「まだ高校生だからこれから色々なことに挑戦できる」というように心境が変化した。
進路を迫られる場面で、自分のやりたいことがわからなかったり、時すでに遅しと感じたり、大きな夢を反対されたりすることもあった。そんな将来について悩んでいた私に、この本は私でも努力したらできるという可能性を教えてくれた。これからは、自分の中にある大きな夢は周りに反対されても貫きたい。

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読者レビュー

花音さん/大学1年
私は高校時代、UNU(国際連合大学)レクチャーというクラブに入っていました。国際連合大学で行われる講演や公開討論会などに参加し、世界規模の問題に取り組む専門家たちの話を聞く。そこで得た情報を部室に持ち帰り、その話題についてメンバー同士で意見交換をする、というものでした。
このクラブに入ってから、少しでも世界のことを知りたいという興味自体を持つことが大事なのだと気づかされました。しかし高校卒業後は、社会・環境問題に集中して学ぶ場がなくなり、自ら興味のあることを調べる時間を設けなければなりませんでした。そんな時にこの本を読み、改めて自分の身の回りの事だけでなく、地球の反対側で何が起きているのか、探究心を持つことの重要さを再認識させられました。
私が入っていたクラブのような環境がなくても、この本が、世界を知りたいという興味を持つきっかけになるはずです。興味そのものを持つことの重要性に10代で気づけば、これから世界について学べる時間がたくさんできるということです。そして行動に移し、世界の知識を得ると、視野が広がり、意識や価値観が変わります。私たちの世代が、母国や異国の文化を学び、地球の環境問題について理解を深めれば、人や生き物のために考えられる素敵な社会を築けるのではないでしょうか。コロナウイルスに打ち勝つために世界中が協力をしている今だからこそ、読むべき一冊なのだと思います。
特に印象に残った部分は、第2章の「過去の出来事に責任はあるか」です。「過去のいろんな日本の歴史に関して、若者に責任はありません。しかし、日本という国に生まれ育ったものとして、日本がこれまで何をやってきたのか、その事実を知っておく責任はあると思うのです」という文が心に響きました。世界について学ぶと言われると、「日本のことはもう十分知っているから、海外について学ぼう」と、日本のことよりも海外のことに意識を向けがちだと思います。実際に私も、海外のことに気を囚われすぎて、日本の歴史の勉強を怠っていたと、この部分を読み思いました。日本が過去に犯した過ちを理解することで、初めて海外の人と真摯に向き合えるのだと思い、これからも勉強を続けようと刺激になりました。

えいじさん/大学1年
私は、幼稚園から高校までインターナショナルスクールという、日本にいながら国際的な視野が持てる環境で教育を受けました。学校以外では地元の少年野球チームに属するなど数々の習い事をしました。そこで日本の小学校に通う皆に囲まれる中、彼等は口を揃えて私にインターに通ってるなんて「すごい」や「かっこいい」と言っていました。しかし、皆がそのような感情を抱く理由は「英語がペラペラ」だからと言った単純なものでした。
インターナショナルスクールに13年間通えたという経験は自分にとって貴重なものです。しかし、その理由は「英語が流暢に話せるようになる」からではありません。インターという場は、多様な国や文化から来る人々が交わる小さな国際社会です。日本人という枠ではなく、一個人としてどういう立場を取るべきかが常に問われました。そして、その過程において国民性が表れ、それが学びになり、必然と互いをリスペクトする姿勢になったのです。
他国に目を向け理解したならば、今度は日本の善し悪しが浮き彫りとなるはずです。しかし、悪いところに対して目を瞑っていては何も変わりません。「当たり前」と思える事を、同調圧力に逆らい、指摘する。一見簡単そうに見えるこの行為は、強い意志や勇気が伴います。本書で表されているマララ氏、グレタ氏や周庭氏は、過酷な環境下に置かれても挫けずにそれを実行しました。そんな彼女等を見習い、一歩踏み出す勇気を持つことができれば、日本はよりいい「故郷」になると思います。

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You meさん/高校2年
最近アウトプットの重要性について頻繁に耳にする。しかし、私は今までアウトプットとは具体的に何かということを漠然としか認識できていなかったため、この本の内容はとても勉強になった。まず、アウトプットには話す、書く、行動するという3つの方法がある。例えば、勉強に於いて、教科書を覚える際は、内容を音読するのは「話す」アウトプットであり、ノートに書き出すのは「書く」アウトプットである。これらの運動性記憶は忘れにくいため、記憶を定着させるのにとても効果的だという。これは、学校の定期テストや受験勉強にとても生かせることだと考えた。
また、「話す」アウトプットとしてコミュニケーションは重要である。私は、もともと話すことに苦手意識を持っていた。しかし、これからは避けてばかりではなく積極的にコミュケーションを取っていこうと考える。何故なら、回数を重ねることで話すスキルは上達し、ポジティブなアウトプットは人間関係をより良くするとこの本から学んだからである。
また「行動する」ということの重要性についても知った。例えば、この本を読んで有益だと感じてもそれで終わってしまっては何も変わらない。学んだことをアウトプットすること、つまり実際に行動することで、現状を省みることができ、自己成長することができるのである。だから、私は今こうして感想をアウトプットしているように、これからは「行動する」ことを大切にしていきたいと考える。

genさん/中学1年
中学受験の勉強をし、作文なども取り組んでいた。そのときに、「自分のこととして考えなさい」と言われることが多々あり、そのことがよくわからなかったが、この本を読み、私が先生から言われていたことは、インプットとアウトプットの実践をすることだと、この本を読んでわかった。具体例が多く、中学1年生の自分にもわかるような例が多くあって、すぐに読めた。
最もよい学びだと感じたのは、インプットとアウトプットの使い分けから起こる差についてだった。読んで覚える、話して覚える、書いて覚えることに差があり、それぞれ使い分けるために、すぐにでも実践したいことが多くあった。以下、自分が実践していきたいことを書いていく。
第一に、コミュニケーションの大切さについてよくわかった。まず苦手意識をなくすことが大切だと思った。これから、新生活に向けて、自己紹介というアウトプットに向けて、自分が何を言えばいいかを考えはじめた。
また、悩みを一人で考え込まず、相談し、打ち明ける大切さをより深く実感した。言葉にして人に話していこうと思う。また、今もそうだが、これからも日常的に「ありがとう」と言っていきたいと思った。「ごめんなさい」についても、本に書かれているように、やみくもに言うのではなく、考えてから使っていこうと思った。
今すぐにでも使ってみたいのが、「まとめノート」だ。感情や考えを整理するためにも、日記をつけていこうと思う。
ストレスなどの解決策などについても多く書いてあってとても勉強になったし、スマホやゲームは適度に使っていかなくてはならない理由についてよくわかった。これから、何かに悩んだとき、解決のヒントが見つかる本だと思う。

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かんさん/高校1年
僕はずっと母の期待に応えようとしてきた。母にほめられれば嬉しかったし、母の喜ぶ顔を見るのも嬉しかったからだ。でも、中2になったころから「何か違う」と思うようになった。別に母にプレッシャーをかけられていてつらかったわけではなかったし、母は「好きなことをするのを応援するよ」と言ってくれた。だから「何か違う」と思うことに罪悪感を感じた。
父は自分の考えを押し付けた。大学も父が認めるところ以外だったら学費は出さないと言われる。そんな人の言うことは聞きたくないから、どうでもいいと思っていたけど。
母も父も大学院卒で今は違うが研究者だった。だから勉強はできて当たり前だと思っている。両親の学歴はやはりプレッシャーだ。
この本を読んで、「好きなことをしていいよ」と言う母もきっと本心では勉強のできる僕がいいと思っている気がするから反発したくなるんだと気づいた。まだ将来のことは決めていないけれど、母の期待に応えることを考えないで好きな道を探したい。
そして「毒親と縁を切りなさい」と書いてあるのを読んでほっとした。母と離婚している父は、僕が「会いたくない」と言うと「誰が育ててやったんだ」と怒る。「親だし、会いたくないと思うのはいけないのかな」と思ったけれど、そんなことないんだ、とこの本から勇気をもらった。これからは自信を持って、自分の道をすすもうと思う。

ちほさん/中学1年
私が最も共感したのは、「健康的に自立する」という考えです。健康的というのは、健やかな自分自身を自分自身で育てていくとだと思いました。小学校では、学校や塾の友達の空気を乱さないことを考えていました。「これは私の意見ではないな」と思っても、相手に合わせてしまうところがありました。この本にもありましたが、同調圧力です。日本は世間を大切にするあまり、同調圧力が強い。この本を読み、そのことに気づいたから、これからは自分の意見を言えるようにしたいと思います。私は欧米のように、日本が価値観の多様化を大切にできる国になればいいと思いました。
これから、私がやっていきたいのは、自分のことをきちんと自分で考えられるようになることです。両親もそうですが、きょうだい、親戚、友達や先生と意見が違ってもいいんだと気づいたのです。この本に「相手と違うのは当たり前」というひとことにハッとさせられました。なぜなら、そのことは、学校では教えられなかったし、みんなと同じにすることが求められると考えていたからです。そして、本を読み終わり、私には新しい目標ができました。それは、大人になった時に、自分の人生は充実していると思うことができ、さまざまなことに挑戦できる人になっていることです。

バンクさん/高校3年
私は、筆者の「親の期待に応える」ことと「親を大切にする」ことは違うのだという指摘に、はっとさせられました。
高校受験の時に私は親の期待に応えられませんでした。親は「気にすることはない」と応援してくれるからこそ、そのことが気になっていのです。第二志望の高校に入学後、第一志望校に合格できなかった自分をネガティブに捉えていましたが、親は私が学校に通う姿を、見守ってくれれました。このことにより、私は親の期待に応えなくても親を大切にすることはできると気づいたのです。
今、私は再び大学受験を控えています。親にも意見はあるようです。しかし、それに無条件に従うのではなく、会話を重ね、自分の進みたい道をに行くことが大切なのです。もし自分と親が異なる意見を持ったならば、私の希望を伝え、可能な範囲で親を尊重すればよいとわかりました。
この本で、親が自分のことを一番理解していると思わなくていいことに気づかされました。親の言うことが常に正しいわけではなく、他人ではないが、他者つまり自分とは全く違う人間であると捉えるべきだとわかったのです。
自分を一番に思ってくれる人の期待を裏切ってはいけないなどと、引け目に感じる必要はないのだと後押しをされたような気持ちになりました。
本書でわかったことは、自分で考えることを怠っててはならないということです。親の顔色をうかがうのではなく、自分の人生は自分で考えて決めていきたい。それは、能動的な行動につながり、自分の行動に責任が持てることにつながっていくからです。

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開太さん/高校1年
この本を読み、私は「自分以外の者」という視点で、他人すなわち、周囲の人々について学ぶことができました。それまでは、なんとなく周りの人に会わせて、嫌われないように、場を乱さないようにしていました。私自身の中学校生活を振りかえると、楽しくはありましたが、「みんなに好かれよう」としていたところはあったと思います。でも、これからは、みんなに好かれなくてもいい。だからこそ、自分を認めてくれる他人、受け入れてくれる他人を大切にしなくてはいけないと気づいたのです。
人間が単独で何かを完遂することは非常に難しいことです。ですから、他者と協力し合うことによって、その可能性はどこまでも広がっていくと思います。この本からは、自分を認め、受け入れ、そして協力し合える他者を見つける手がかりや、そのヒントを得たように感じました。保育園、小学生のときは、先生が「みんなと仲良くしなさい」「みんなに好かるようにしなさい」とよく言っており、そうしなければならないとずっと思っていました。でも、これからは、自分と他人を尊重しながら生きていく。高校に入学するタイミングで、この本を読み、そのことに気づくことができて、よかったと思います。

カクカククンさん/中学1年
小学校の卒業式で、「友達がたくさんいていいね」と多くの人に言われました。でも、私はそれに対して賛成はできませんでした。なぜなら、私自身は、友達がたくさんいなくてもいいと思っているからです。
中学生になると同時に、私はスマホを買ってもらいました。これからInstagramなどのSNSも活用していきたいと思っています。登録し、使ってみて気づいたのは、今まで現実の友達ばかりでしたが、これからはネット上で知り合う人とも友達になるということ。この本を読み、注意しなくてはいけないことがよくわかりました。
どちらにおいても、人と付き合ううえで大切なのは、自分が思ったことを行動にうつすことだとわかりました。人に合わせるのではなく、自分の意見をもつこと。そのためには、得意なこと、向いていることを伸ばしていけばいいとわかりました。ただ、「勉強で一番に。そうすれば人生で勝つことができる」という意見は、私は合わないと思いました。人生は勝ち負けではないからです。実践したいのは、自分から声をかけてみること。これまでは声をかけられていました。苦手な人はいますが、人は変わらないことがわかったので、自分が変わろうと思います。

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ペンギンさん/高校1年
「相手の身になる」というのは、相手のために自分を犠牲にすることではないのだと気づくことができました。まさに、情けは人の為ならず。「相手の身になる」経験によって得られる学びがあるのです。
私はこの本を読んで、支援活動をする女性の話が心に残りました。
「私は、自分がやりたいという思いをまっすぐ正直に進めているだけ。その結果支援に入っていろいろな体験をすると、もっと学びたいことが増えていく。学んで自分にできることが増えれば、さらに支援に入って、役立ててもらいたいと思うんです」
この女性は、普段は看護師として働きながら、災害などが発生すると、困っている人のところへすぐに飛んでいく生活をしています。今回の新型コロナウイルスのパンデミックの中でも、クラスターが発生した高齢者施設に駆けつけました。
彼女の行動にはプロセスがありました。自分がやりたいから、学びに行きたいから支援に行くのだ、と自分の思いをはっきりさせる。すると、現場でも傲慢にならず、相手の身になることができる。相手の身になることができるから、困っている人が本当に求めているものがわかる。
周りの人とのコミュニケーションでも同じです。私は自分の言動を振り返ってみて、なんだか友人との関係がうまくいかないという時は、もしかしたらこのプロセスができていなかったのかも知れないと思いました。相手のためになりたいと思えば思うほど、熱い思いばかりが先走りして解釈違いを起こし、挙句、相手から期待していた反応が得られないからといって、イライラしてしまう。そのようなことも冷静に相手の身になることができれば、自分がやろうとしたことと、相手の本当に求めていることが違うことに気づけ、相手のためになりたい、相手を幸せにしたい、という本来の目的から脱線していることを反省できるはずです。
友達とうまくやるのは難しいことですが、この本がここだ!という時のヒントになるような気がしました。

るんこさん/高校1年
この本の中で指摘されている通り、日本はとても同調圧力が強い社会だと感じる。一致団結や連帯責任というスローガンを掲げ、団体の輪を乱さないことが最重要視されている。したがって、少数派の意見を持つ人々は、無言の圧力によって多数派に合わせるよう強制されてしまうのである。
確かに集団を重んじ互いに周囲に合わせれば社会の調和は保たれるし、民主主義は合理的な手段である。しかし、これらが行き過ぎたり間違った方向に働いたりすると誰かを傷つけ追い詰めてしまう危険がある。
そこで、これを防ぐために筆者が推奨しているのが、「相手の身になる」ということである。相手の立場になって物事を考えれば、集団から逸れた人々を盲目的に批判したり排除したりすることはできないだろう。考え方や行動がもたらされた理由や背景についても思考を及ばせ、相手を思いやる想像力が大切なのだ。また、「相手の身になる」ことはもっと身近なことからも実践できるということもわかった。
例えば、挨拶をすることや感謝の気持ちを言葉にすること、読書をして視野を広げ多様な考え方を知ることも「相手の身になる」ということである。一見容易なことのようにも思えるが、実際に積極的に挨拶したり感謝の意を伝えたりするのは気恥ずかしい。電車で困っている方に席を譲るのにも勇気がいる。私自身もそうである。
しかし、私はこの本を通して、筆者の「1%でも良いから誰かの為に生きる」という言葉にとても心を打たれたので、月並みかもしれないが、人の為に役に立つ思いやりのある生き方をしていきたいと考えた。

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